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統合失調症の前駆症状は 「こだわり・プライド・被害者意識」

186 :名無しさん@お腹いっぱい。 [] :2010/02/07(日) 17:57:16 ID:L9X8GrzY
以前、精神科医の春日武彦先生から統合失調症の前駆症状は
「こだわり・プライド・被害者意識」と教えていただいたことがある。

「オレ的に、これだけはっていうコダワリがあるわけよ」というようなことを口走り、
「なめんじゃねーぞ、コノヤロ」とすぐに青筋を立て、
「こんな日本に誰がした」というような他責的な文型でしかものごとを論じられない人は、
ご本人はそれを「個性」だと思っているのであろうが、実は「よくある病気」なのである。

統合失調症の特徴はその「定型性」にある。

「妄想」という漢語の印象から、私たちはそれを「想念が支離滅裂に乱れる」状態だと思いがちであるが、
実はそうではなくて、「妄想」が病的であるのは、「あまりに型にはまっている」からである。

健全な想念は適度に揺らいで、あちこちにふらふらするが、病的な想念は一点に固着して動かない。
その可動域の狭さが妄想の特徴なのである。

病とはある状態に「居着く」ことである。
「こだわる」というのは文字通り「居着く」ことである。
「プライドを持つ」というのも、「理想我」に居着くことである。
「被害者意識を持つ」というのは、「弱者である私」に居着くことである。
「強大な何か」によって私は自由を失い、可能性の開花を阻まれ、「自分らしくあること」を許されていない、
という文型で自分の現状を一度説明してしまった人間は、その説明に「居着く」ことになる。



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*何だかどこかの国の人たちの事を思い出します。