坂口のストーリーテリングは大きく二つの柱があり

295+1 :既にその名前は使われています [] :2013/08/20(火) 21:53:30.31 ID:saZIJ/kG (6/7)
死生観
坂口のストーリーテリングは大きく二つの柱があり、そのうちの一つに独特な死生観がある。実母の焼死という事件が自身のクリエイティビティーに多大な影響を残したと語っており、
ゲームプレイヤーに仲間の死という試練を与えその悲しみを乗り越え生きる力にするというパターンがゲームシナリオの基本となる。
また、対立する思考の概念として、死という恐怖の前にはすべての意味はないという無の思想があり、
その思想に取り付かれた敵を倒す事が物語のエンディング(収束)として展開される。
具体的な死生観の例としては、初期のFFシリーズでは亡霊や瀕死の人物が「大きな魂とひとつに~」とセリフを残して死に、地球と一体化、
たびたび守護霊として復活する。この設定は後の作品でライフストリーム、クリスタルにシンボル化されて継承されたが、ややSF寄りの裏付けが存在し、坂口本来のスピリチュアルな意味合いは霞む。



297+1 :既にその名前は使われています [] :2013/08/20(火) 21:55:56.67 ID:saZIJ/kG (7/7)
ガイア理論
もう一つの柱がガイア理論で、基本的に物語や世界観を構成する設定に説得力(相対性)を持たせる為に用いられる事が多い。
異星人(『FFVII』ならジェノバ、映画『FF』ならファントム)の侵略に対し、人間たちが衰退させている星のエネルギーを回復させ、
星自身の偉大な治癒能力で撃退するというのが基本である。が、FFシリーズのクリスタルも後期には似たようなパターンの設定が多いため、
基本的に坂口作品はガイア理論が断片的に織り交ぜられているといえる。
また坂口のガイア理論には人間の魂も強い関わりがあるとされ、死生観とセットが語られる事も多い。
この2つの設定が最も色濃く出ているのが『FINAL FANTASY』である。

坂口のシナリオはロスオデもそうだけど独特だよな