朝鮮学校、授業料無償化適用しない方針…新政権
特集 北朝鮮
26日に発足する安倍新政権は、朝鮮学校に対して高校授業料無償化を適用しない方針を固めた。
文部科学相に内定した下村博文元内閣官房副長官の強い意向を反映したものだ。朝鮮学校は北朝鮮の指導下にある在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との結びつきがある。安倍新政権は、日本政府が北朝鮮への経済制裁を継続している中で、朝鮮学校を無償化の対象とすることはできないと判断したものとみられる。
高校授業料無償化は、民主党政権の看板政策として2010年度から導入された。
(2012年12月26日07時12分 読売新聞)
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高校無償化、朝鮮学校を適用除外に 安倍首相が指示
朝日新聞デジタル 2012年12月28日(金)11時14分配信
安倍晋三首相は28日、高校授業料の無償化を朝鮮学校に適用しないよう下村博文・文部科学相に指示した。菅義偉官房長官が同日午前の記者会見で明らかにした。適用するかどうかを判断するための審査手続きを中止し、省令を変更して適用を不可能にする。
菅官房長官によると、閣議後の閣僚懇談会で、下村文科相が「現時点での適用は国民の理解を得られない」と適用除外を提案。安倍首相が「その方向でしっかり進めてほしい」と指示した。菅官房長官は「政府全体の方針で、文科相は指示を踏まえ対応してほしい」と述べた。
朝日新聞社